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ECの伸びを決める「相関」の読み方2026年2月13日

家でECを運営していると、たまに意味が分からない現象が起きます。
広告を改善したわけでもないのに売上が伸びたり、逆に「ムダっぽいから」と施策を止めた途端、全体がジワっと弱くなったり。

特に分かりやすいのが、アフィリエイトを止めたら、自社運用(指名検索広告・SEO・SNS)まで反応が落ちるみたいなやつ。
これ、気合いとか運じゃなくて、構造の話です。

今日はここを、高校生でも分かる言葉で、僕が普段どう考えているかの視点でまとめます。結論から言うと、チャネルは「別々」じゃなく、ほぼ全部つながっている。そして、つながりを前提に設計できた会社が強いです。

アフィリエイトは「獲得装置」じゃなく、空気を作る装置

アフィリエイトって、成果報酬だから「売れた分だけ払う=獲得の刃」みたいに見られがちです。
でも現場では、もう少し広い働きがあります。

たとえば、アフィリエイト記事・比較記事・ランキング記事が増えると、そこで売れなくても “見られる回数(インプレッション)” が増えて、指名検索やSNSの反応が上がることがある。言い方を変えると、アフィリエイトは「最後に買わせる人」ではなく、買う気の温度を上げる人になることがあるんです。

だから、アフィリエイトを止めると「成果報酬がゼロになって得した」ように見えて、実は空気が薄くなって、別チャネルのCVRが落ちる。
これが「止めた瞬間に全体が弱る」の正体だと思っています。

媒体別に正解を出すと、事業として間違える

ここで大事なのは、最適化の単位です。

媒体ごとに「この媒体のROASが悪いから止める」をやると、全体がつながっている以上、副作用が出ます。
僕が現場で見る限り、うまくいくのは “媒体別”ではなく“事業別”で、予算型(トータルCPO/トータルROAS)で見る運用です。

なぜか。
お客さんは、広告の中を生きてない。人は「どこかで見て」「どこかで調べて」「最後は別の場所で買う」。これが普通です。
だから評価も、最後の一発だけで裁くとズレます。

この考え方は、アトリビューション(どの接点がどれくらい効いたか)をちゃんと設計するほど強くなります。Google系の資料でも、データドリブン・アトリビューションは “経路の中の接点” を評価する発想だと整理されています。

間接効果を「見える化」できる会社が、次の一手が速い

間接効果って、放っておくと永遠に「感覚」になります。
だから僕は、最低限ここだけは整えたいと思っています。

ひとつは、お問い合わせID/注文ID/ユーザーIDで、流入と行動をつなぐこと。
「どこで見たか」「いつ指名検索したか」「どのLPを見たか」がつながるだけで、チャネル同士の関係が急に“読めるもの”になります。

もうひとつは、評価の軸を増やすこと。
直接のCVだけじゃなくて、認知の変化(指名検索、SNSの保存、メルマガ登録、LINE追加)を「数」として見る。
ここが見えると、アフィリエイトの価値を「売れた/売れてない」だけで切らなくて済みます。

モールのレビューは最強。でも、一歩間違うと地獄

楽天やYahooみたいなモールでは、レビューが効く。これは体感として分かりやすいです。
ただし、レビュー施策は“やり方”を間違えると、規約・法令・ペナルティの問題に直結します。

まず、レビューを書いてもらうために「おまけ」や「クーポン」を使う設計自体はよくある。
でも、そこでやりがちな危険が2つあります。

1つ目は、プラットフォーム規約。
モール側は、不正なレビュー誘導や誤認につながる運用を禁じています。細かい言い回しまで含めて、運営ガイドラインを踏むのが前提です。

2つ目は、ステマ(広告であることを隠す)問題。
日本でも、広告・提供の事実を隠して “第三者のフリ” をする表示は景表法の対象になり得ます。消費者庁がステルスマーケティング規制について整理しています。

そしてAmazonは、さらに厳しい。
「報酬と引き換えのレビュー」や、誤解を招くレビューは強く問題視されてきました(いわゆるインセンティブレビュー規制)。

だから僕のスタンスはこうです。
レビューは“増やす”より、“増え方を設計する”。
無理に点数を上げに行くと、後で絶対どこかで歪みが出ます。レビューの点数、コメント比率、星だけ比率なども、ちゃんと見ておく方がいい。

越境×SNS×LINE×AI――これから勝つ導線は「短く、深い」

海外ブランドや越境は、やり方を間違えると焼け野原になります。
僕が強いと思うのは、いきなり大勝負じゃなくて テスト→拡張の路線です。

まず国内で、インフルエンサーや小さな広告でテストして、反応がある “勝ち筋” を作る。
それを英語圏・中華圏のような市場で、商品カテゴリごとに再現していく。
ここで重要なのは、商品選定です。競争が激しすぎるジャンル(典型はプロテインみたいな大手ひしめく領域)は、最初から難しい。

そして今、導線の話で無視できないのが SNS内完結です。
別サイトへ飛ばすたびに人は離脱する。だからInstagramのショッピングや、LINE公式アカウント内での購入フロー(カート・定期)みたいな “短い導線” は、CVRの武器になります。

ただし短くするだけだと弱い。
短くしたうえで、深くする必要がある。ここで効くのがAIです。

たとえばレビュー。
レビューをAIで採点して、「感情の強さ」「具体性」「利用シーン」みたいな軸で整理し、良いレビューを商品ページやメールに再利用する。これ、地味だけど強い。
人間が手作業でやると続かないことを、AIは続けられる。だから “運用の筋肉” になります。

まとめ

結局、ECの成長って「小技」か「大原則」か、どっちかじゃないんです。両方いる。

アフィリエイト停止で全体が落ちるのは、チャネルがつながっているから。
だから、媒体別で切るんじゃなく、事業としてトータルで見る。
レビューは最強だが、規約と法令を踏まえて “増え方” を設計する。
越境やSNS内完結は、短い導線で勝ちやすい。そこにAIを組み合わせると、運用が継続できる。

僕はこれを、「全部つながっている前提で、全体最適を設計する」と呼んでいます。
ここができると、やるべき施策が増えるというより、逆に「やらない施策」がはっきりして、運用が強くなります。

私見・所感

僕は、マーケって「賢い施策を打つゲーム」だと思われがちだけど、実際は “つながりを壊さないゲーム”だと思っています。
一つの施策を止めた時に、別チャネルが弱る。これって、運用が下手というより「評価の単位」がズレているだけのことが多い。

あと、レビュー施策は本当に甘く見ない方がいい。短期で数字を作る誘惑が強い分、ルールを踏み外した時のダメージがでかい。
だから僕は、レビューは“勝ち筋”でありつつ、“地雷原”でもあると思っていて、ここは丁寧にやる価値がある領域だと感じています。

最後にAI。
AIって派手な未来の話に見えるけど、僕にとっては「続かない運用を続けさせてくれる道具」です。
地味な改善を積み上げる会社が強い。その積み上げを、AIが現実的にしてくれる。僕は今ここに一番期待しています。

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