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【2026】いま売上を伸ばす楽天市場攻略への設計図2026年1月17日
昔の楽天は、極端に言えば「ページを作って、広告を回して、集客する」で戦えました。ところが今は、セール、クーポン、ポイント、メルマガ、LINE、SNS、レビュー、検索順位、規約……と、やることが増えすぎて、何を触れば売上が伸びるのかが見えにくい。
この“複雑化”の正体は、才能の差ではなく「設計の差」だと思っています。全部やろうとするほど迷子になり、逆に“押さえる順番”がある人ほど伸びる。楽天は、順番さえ合っていれば伸びやすい市場です。
この記事では、楽天を「流入(見つけてもらう)」「転換(買ってもらう)」「リピート(また買ってもらう)」の3つに分解し、やることを減らしながら成果につなげる道筋をまとめます。
まず全体像:楽天は「機能の総力戦」になった。だから“設計図”が必要
楽天市場は、店舗がユーザーに情報を届ける手段が多いのが特徴です。代表がメルマガ配信(R-Mail)で、会員データと連動して条件抽出しながら配信できる仕組みが用意されています。 さらにSNS連携として、LINE公式アカウントなどを楽天運営に活用できる「R-SNS」も、オプションとして案内されています。
ここで重要なのは、機能が増えた分だけ「全部やるほど強い」ではなく、「順番と役割を間違えないほど強い」ということです。僕は楽天を、次のように割り切っています。
第一に、検索や広告で“人が来る”状態を作る。第二に、ページで“買う理由”を作る。第三に、メルマガやLINEで“また買う理由”を作る。この3段構えです。ここが噛み合うと、セールや広告は「一発の勝負」ではなく「成長の燃料」になります。
主要ポイント1:楽天SEO(流入戦略)商品名とカテゴリで“見つかる確率”を上げる
楽天の流入は、大きく「楽天内検索」と「外部検索(Googleなど)」に分けて考えるのが現実的です。店舗によっては、流入の大半が楽天内検索だという整理もあります。 一方で、外部検索から楽天の検索結果ページや商品ページへ入る流れが成立するケースもあり、無視はできません。
楽天内SEOで最初に触るべきは、商品名(タイトル)です。商品名は全角127文字まで使える、と解説されることが多く、検索結果では先頭の一部しか見えないため、重要キーワードを前半に寄せるのが定石になります。 さらに、商品名だけでなくキャッチコピーや説明文も検索対象になる、という整理もあります。
次がカテゴリ設計です。楽天ではジャンル(カテゴリ)の置き方がズレると、そもそも土俵が違ってしまい、順位も売上も伸びにくくなります。カテゴリは「とりあえず入れた」ままだと損をする。ここは面倒でも、競合の並びと検索結果を見て“勝てる土俵”へ置き直すのが効きます。
最後に、地味だけど致命的なのが規約です。楽天は「違反点数制度」に触れており、違反点数が一定基準を超えると検索順位に影響し、改善されない場合は検索結果から除外される可能性がある、と明示しています。 つまりSEOはテクニック以前に「まず退場しない」ことが土台です。
主要ポイント2:楽天広告(運用の考え方)広告は“告知力”、決め手はページの転換力
楽天広告の中心にいるのがRPP(検索連動型広告)です。楽天側の説明では、RPPはRMSに登録された商品から自動的に選ばれ、検索結果などに配信され、クリックされたときだけ課金される仕組みです。
ここで僕が強く言いたいのは、広告は「買わせる」より「見せる」力が強い、ということです。広告で呼んだ人を買わせるのは、結局ページです。だから、広告の前にページの“勝率”を上げないと、広告費だけが増えます。
広告設計で最初に決めるのは、精神論ではなく上限です。粗利と送料やポイント原資を引いたうえで「1件の注文に使える広告費(許容CPA)」を出し、そこから逆算して入札・予算を決める。これができると、RPPが怖くなくなります。楽天RPPのクリック課金や運用の組み立て方は、出店者向けの解説でも繰り返し語られています。
主要ポイント3:スーパーセール/お買い物マラソン攻略「年1回の勝負」ではなく「年単位の仕込み」
楽天の大型イベントは、攻略というより“設計”です。なぜなら、セール当日に頑張っても、土台(商品ページ・レビュー・価格設計)が弱いと、伸びきらないからです。
まず押さえるべきルールが「ショップ買いまわり」です。楽天のヘルプでは、キャンペーン期間中に1,000円(税込)以上の商品を複数ショップで買うと、購入ショップ数に応じてポイント倍率が上がり、最大10倍まで増える仕組みだと説明されています。 つまりイベント時は、ユーザー側の購買動機が「欲しい」だけでなく「買いまわりで得する」まで乗ってきます。
僕の感覚では、スーパーSALEは“新規が最も流れやすい波”、お買い物マラソンは“リピートを取りやすい波”です。公式のイベント解説でも、両者の違いや買いまわりの考え方が整理されています。
だから準備は、セール直前ではなく、少なくとも数か月〜1年単位で、商品ページの完成度とレビューの蓄積を進める。セールは「集客装置」であって、ページが弱いと集客がただの通過点になります。
最後に勝つのは“商品力”売り方より「売れるものを持つ」ほうが強い
楽天が難しくなったように見える最大の理由は、競合が増えたからです。値下げだけではすぐに追いつかれる。広告だけでは利益が削れる。だから、最後は「売れる商品を見つける」「売れる形に作り替える」が効きます。
ここで言う商品力は、品質だけではありません。誰に刺さるか、比較されたとき何が違うか、同じカテゴリでどう見えるか、セット・容量・同梱で平均注文額を上げられるか。こういう設計全部が商品力です。
そして、商品力を伸ばしたら、次はリピートです。楽天にはR-Mailのような公式のメール配信手段があり、条件抽出して配信できると案内されています。 LINEなどのSNS連携も、R-SNSとして店舗運営に活用できるサービスが用意されています。
新規を取り、次回購入の理由を置き、リピートで広告依存を減らす。この循環が回り始めると、楽天は一気に安定します。
まとめ
楽天市場は、昔より複雑になりました。でも、やることが増えたのではなく、「役割が分かれた」だけだと僕は思っています。流入はSEOと広告、転換はページ、リピートはメルマガとLINE。この設計に戻すと、判断が速くなります。
楽天SEOは、商品名とカテゴリが土台で、規約違反は順位に響く可能性がある。 RPPはクリック課金で露出を取りにいけるが、勝負はページの転換力。 そしてセールは“当日頑張る日”ではなく、“仕込みが回収される日”です。
最後は商品力です。「売りたいもの」より「売れるもの」を持つ。そのうえで、リピート導線まで作る。これが最短で、いちばん強い楽天の攻略だと思います。
私見・所感(筆者の意見)
僕は楽天で伸び悩む原因の多くが、「努力不足」ではなく「順番違い」だと思っています。広告を頑張る前に商品名とカテゴリがズレていたり、セール前にページの勝率が低かったり、リピート導線がないまま新規だけ追って疲弊したり。こういう“噛み合わせ不良”が一番もったいない。
逆に言うと、楽天は“ちゃんと整えると強い”市場です。土台を固め、広告を燃料にし、セールで加速し、リピートで安定させる。この流れに入ったとき、楽天は怖くなくなります。
そして最後に残るのは、やっぱり商品です。売り方を学ぶのも大事だけど、「売れるものを見つける」「売れる形に作り替える」ほうが、長期では圧倒的に効く。ここに時間を使える店舗が、結局勝ち続けると感じています。









