NEW POST新着記事
激変するSEO その中で成果を上げるために必要な“たった一つ”のこと2026年2月2日
「SEOは終わった」みたいな言説、ここ1〜2年でほんとに増えました。AIの台頭、コアアップデート、検索結果の見え方の変化。現場の人ほど不安になりやすいのも分かります。
でも僕は、結論として「SEOそのものが終わった」というより、“勝ち方が変わった”と捉えています。昔の勝ち方(量産、テンプレ、順位だけ狙う)が崩れ、別の勝ち方(満足度を作り、それが伝わる形に整える)が残っただけです。
この記事では、業界で出ている長期データの話も踏まえながら、なぜ明暗が分かれたのか、そして今やるべきことを「たった一つ」に絞って言語化します。高校生でも分かる言葉で、できるだけ“現場の手触り”に寄せて書きます。
「SEOは終わった」は本当か 長期データを見ると景色が変わる
まず、最近の「SEO終了」論に対して、Faber Companyの辻さん(so.la)が、長期の大規模データから「過剰反応」と断言している、という整理があります。日本の検索の5〜15%相当のアクセス解析を長期で見ていて、自然検索流入が“ほとんど減っていない”という見立てです。さらに「AI検索についても、現時点では99%の企業はSEOの観点で様子見で問題ない」というニュアンスまで出ています。
ここで僕が大事だと思ったのは、“検索全体が死んだ”のではなく、上位に残るサイトと消えるサイトがはっきり分かれたという点です。同じように見えるサイトでも、10年スパンで見ると上位語句がゼロになっている例がある一方、維持・伸長している例もある。つまり「SEOが終わった」ではなく「落ちるべくして落ちる世界になった」と言った方が近い。
検索結果の“中身”が変わった 記事だけの時代ではなくなった
次に、検索結果の中身です。金融(クレカや保険)みたいな領域で、ある時期まで増えていた「記事コンテンツ」が、2024年以降に急に減っている、という観測が紹介されています。代わりに出てきたのが、サービスページ、FAQ、UGC(知恵袋的なもの)、SNS投稿など。
ここは誤解しやすいのですが、「Googleが記事を嫌いになった」って単純な話ではありません。記事が消えたというより、その検索意図に対して“記事形式が最適じゃない”と判断される場面が増えたと僕は見ています。予約したい、比較したい、手続きしたい、公式の一次情報が欲しい。そういうときは、記事よりサービスページやFAQが“勝つ”のは自然です。
だから今は、「記事を増やす」じゃなくて「その検索で本当に求められているページの形は何か」を当てにいく必要があります。ここを外すと、どれだけ文章が上手くても上位に残りにくい。
コアアップデート以降の本質 “人のため”を、より強く見に来ている
Googleは2024年3月のコアアップデートで、「クリックを集めるために作られたように感じるコンテンツ」を減らし、人が役立つと感じるコンテンツを増やす、と明確に書いています。さらにスパム対策として、期限切れドメインの悪用、量産コンテンツの悪用、サイト評判の悪用(いわゆる寄生SEO)を挙げています。
この「サイト評判の悪用(parasite SEO)」は、実際に波紋が大きく、欧州ではメディア企業が反発して規制当局に訴えた、という報道も出ました。つまりGoogle側も「ユーザー体験が悪いから締める」と言い、外部は「不透明だ」と言う。いまの検索は、そういう緊張感の中にあります。
ここで僕が言いたいのは、Googleが理想論を語っているから従え、ではなく、“雑に作るほど死ぬ”方向にシステムが進んだという現実です。テクニックで押し切れる時間が短くなり、長く勝つには「価値がある」だけじゃなく「価値が伝わる作り」が必要になった。
明暗を分けるのは“ページ単位の作り” 同じ信用でも勝てない
昔は「ドメインが強い」「運営元が堅い」で、ある程度押し切れる場面がありました。でも最近は、同じくらい信頼がある運営元でも、ページの作りで結果が割れる、という観察が語られています。読みやすい見出し、図、要点の整理があるページは残りやすく、テキストが詰まって理解しづらいページは落ちやすい、という話です。
ここで重要なのが、「満足度」という言葉の扱いです。巷でよく言われる“滞在時間”“直帰率”“戻りクリック”みたいな指標を、Googleがそのまま順位に使っている、と断言するのは危ない。Google側は、戻りクリック(pogo-sticking)を直接の順位シグナルとしては使わない、と説明してきた経緯があります。
ただ、だからといって「ユーザー体験が順位に関係ない」とも言えません。Google自身が、役に立つかどうかを優先するために多様な要因を使う、と説明していますし、E-E-A-T(経験・専門性・権威性・信頼性)という観点にも触れています。
僕の感覚では、指標そのものよりも、読者が迷わず理解できて、次の行動に進めるページが強い。それが巡り巡って検索側の評価にもつながる、という捉え方が現実的です。
これからのSEOで必要な“たった一つ” 満足度を「伝わる形」にして返す
僕が今のSEOを一言で言うなら、これです。
検索ユーザーの満足を作り、それが検索エンジンにも伝わる形に整える。
「良いことを書く」だけでは足りません。「良いことが伝わる形」にしないと、評価される前に読者が離れます。逆に、伝わる形さえ作れれば、記事でもサービスページでもFAQでも勝てます。
じゃあ実務で何をするか。僕は3つの“順番”で考えています。
まず一つ目は、狙う場所の話です。1ページ目に入らないと、そもそも見られない。だから競合が強すぎるキーワードだけを追いかけず、「勝てる検索意図」「勝てる形式」のところから積み上げる。これは地味ですが、一番強いです。
二つ目は、クリック前の設計です。title(検索結果に出るタイトル)は、Googleがページ内の要素も参照して自動生成することがあります。だからtitleだけ綺麗でも、ページ内の主見出しや主要タイトルがズレていると、意図しない見え方になることがある。
僕は「検索結果での約束(title)」と「ページでの答え(h1や冒頭)」の整合性だけは、絶対に崩さないようにしています。
三つ目は、クリックしてくれる人を選ぶ発想です。誰にでもクリックされるタイトルを目指すと、期待外れの人も大量に来て、ページの評価が割れやすい。最初から「この人のためのページです」と分かる表現にした方が、結果的に強くなります。ここは、昔より今の方が効きます。
まとめ
SEOは終わっていません。ただ、10年スパンで見ると、上位に居続けるのが難しくなり、半分以上が消えるのも珍しくない世界になりました。だから「全体が死んだ」のではなく「選別が激しくなった」。
その選別は、記事かサービスページか、サイトの信用か、みたいな単純な話ではなく、「その検索意図に対して、読者が満足する形になっているか」で決まりやすくなっています。Googleも、クリック集め目的の薄いページや、スパム的な悪用を減らす方向を明言しています。
僕はだからこそ、いまのSEOは難しいというより、正直になったと思っています。価値があるなら、それを伝わる形に整える。結局そこが、成果を出すための“たった一つ”です。
所感(筆者の意見)
僕は「SEOが終わった」と言われるたびに、半分だけ同意します。終わったのは“楽な勝ち方”です。テンプレ量産、雰囲気だけの専門性、寄生的な露出。こういうのは、確実に寿命が短くなった。
一方で、ちゃんと困りごとを解決し、読者が迷わない形にしているページは残ります。派手さは要らない。タイトルと中身の約束が一致していて、読みやすく、次の行動が分かる。それだけで強い。
だから僕は、AIやアップデートの話に振り回されるより、「このページは、誰のどの迷いを何分で消すのか」を毎回言語化する方に時間を使いたい。結局それが、検索にも、ユーザーにも、いちばん嘘がつかないと思っています。









